2016年3月16日水曜日

freeglutをCMakeでビルドする

はじめに


OpenGLでちょっとした実験をするには相変わらず便利なGLUT。
GLUTはマルチプラットフォームでOpenGL描画のためのウィンドウ表示とマウス・キーボード・コンテクストメニューを作成できるライブラリです。
そして、本家は更新止まっているので、オープンソースで代替品がつくられています。
それが、freeglut
久しぶりに使ってみようと思ったら最新版はビルドにCMakeが要るようになったんですね。
以前はVisual Studioのプロジェクトが含まれていたような気がします。
そこで、cmakeを使ってfreeglutをビルドしてみました。
一応ビルドずみのものもこちらから入手できるようです。
(後日freeglutの中を少しいじりたいので今回はソースからビルド)

環境




ビルド

CMakeのGUIバージョン(cmake-gui)を起動します。

「Where is the source code:」欄にfreeglutを解凍したフォルダ(CMakeLists.txtが含まれるフォルダ)を指定します。

ビルドの出力先フォルダを適当に作成し(ここではC:\freeglut-3.0.0\build)、「Were to build the binaries:」欄に指定します。

左下のほうにあるConfigureボタンをクリックします。

使いたいVisual Studioのバージョンを指定して「Finish」ボタンをクリックします。

コンフィグレーションが行われ、しばらくするとビルドオプションが表示されます。
「Advanced」チェックボックスをチェックするとさらに細かいオプションが表示されます。
ここでは何も変更せずにさきほどの「Configure」の右隣の「Generate」をクリックします。

最初に指定したbuildフォルダの下にVisual Studioのソリューションやプロジェクトファイルが作成されます。
Visual Studioを起動し、freeglut.slnを読み込んでビルドします。


とりあえずDebug版をビルドしました。下のようにビルドできているのがわかります。

実行

freeglutのサンプルもビルドされていますので、その中の1つ、Fractalsというプロジェクトを実行してみました。
fractals.datがないとかエラーが出ていますがパスの問題でしょうか。
とりあえずWindowが表示され何かしらOpenGLで描画できているようです。





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